−マンション管理士の役割について教えてください。−
管理組合の皆さんが「自主管理」「自発管理」をしようとすると、さまざまな専門的な問題に対処しなければなりません。組合や総会の運営方法はもちろんのこと、
管理規約や契約などの法務分野、管理費や修繕積立金などの会計・税務分野、建築設計や工事に関する専門分野等々。保障の問題や人間関係のトラブルもあるでしょう。
マンション管理士の役割は、そのようなマンション個別の[症状]を見て、解決のための[処方]をすることです。絡み合った問題を原因によって切り分け、
必要とあればその分野の専門家へ橋渡しをします。たとえるなら、昔から顔なじみの町のお医者さんといったところでしょうか。
−管理組合の頼れるコンサルタントですね。−
ひとりのマンション管理士がすべてを解決するわけではありません。私はスーパーマンではありませんから(笑)。
100の管理組合があれば、100通りの運営方法があり、それぞれに個別の問題と必要とされる専門性があります。マンション管理士は自分の得意分野を活かしながら、
いかに実態にあわせた適切な対処方法を見出し、ご相談者に有益な助言や指導をしていけるかが問われるわけですね。
マンション管理士の登録制度が始まって6年目になり、このような資格制度ができる前から長年にわたって活躍されてきた先駆者のなかには、
さまざまな専門分野に精通する方々もいらっしゃいます。もちろん私もそのような方々を目指して日々勉強していますが、将来的な理想としては、
法務・会計税務・建築設計・保険などの専門分野のプロフェッショナルが集まり、ひとつのファームとして機能するような仕組みが出来上がれば、
さらに皆さんのお役に立てるのではないかと考えています。
−どんなトラブルのときにご相談すればよいですか。−
私は2004年よりNPO日住協にて管理規約や諸細則の監修業務サポートを手がけており、顧問としての経験実績も積み重ねています。
たとえば管理規約を改正する場合ですが、安易に考えて行ってしまうと後々のトラブルの原因になりかねません。法務的な見地からのアドバイスがほしいときには、ぜひご相談ください。
また、総会や組合運営に関する諸問題、滞納問題や会計上のトラブルなどについても、わからないこと、なにかお困りの件などありましたら、お気軽に声をかけてください。
−モットーはなんですか。−
「一所懸命」「喜んでもらうこと」、そして「つねにプロフェッショナルであれ」が私のモットーです。コンサルティングをする上では、
相談に見えられる方の5倍?10倍の知識量が必要と考え、つねに勉強する姿勢を心がけています。また、管理組合の皆さんには「仲良く暮らしましょう」、
「そのために、今なにをすべきかを考えましょう」と声をかけています。住民の皆さんが、仲良く暮らせる集合住宅、そういった暮らしを支えるプロフェッショナルとして、
管理組合の運営に貢献していきたいと願っています。
「規定や規約は、じっくりと読み直してみましょう」
| マンションの現状や法令等にそぐわない古い規定・規約は、後々のトラブルの原因になります。改正する場合は、
「決めるべき事案はきちんと決めること」(区分所有等の規定など)は重要ですが、一方では、管理組合の運営のしやすさを考えて、
「細かく決めすぎないこと」もポイントです。
その時々の状況に応じて話し合って決めればよい事柄については、ある程度の柔軟性をもたせる工夫をしましょう。 |
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